イソップ 日比谷シャンテ

東京で10番目となるイソップの直営店は、日比谷シャンテ内にあります。店舗設計は、東京を拠点とする建築家の増田信吾＋大坪克亘の両氏とのコラボレーションによるもので、その空間を独創的に使ったデザインは日比谷の商業的な伝統と屋外の緑豊かさを共に称えています。 操作可能な大型のデバイスを探求したインテリアは、昼から夜へ、そしてストアのオープンからクローズへの移行を定義し従来の空間占拠に対する理解をぼかしたものです。POSの中央部分をスライドすると大型のシンクが現れ、収納エリアを覆うためのパーティションとして機能する大きなドアがあります。これは、「開店時には通路を占有し、夜間にはしまわれるもの」という什器に対する従来の商店の有り方に、このストアが影響を与える解釈なのです。 洗い出し仕上げの床は外部と内部境界をほんのりとぼかす役割。カウンタートップのスチールの色合いを補完する銅を特徴的に使うことで、シンクに暖かさと柔らかさを添え、製品ディスプレイ棚とともに素材のユニークな外観を強調しています。