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大阪のひときわ賑やかな百貨店、阪急うめだ本店に、同施設内2店舗目となるイソップが誕生し、8階にあるコンセプトスペース「Green Age」に自然な形で溶け込んでいます。
統一感のあるフロア全体の色調と構造的外観を活かすべく、イソップの社内デザインチームは、巨大構造物を探求する創造の旅に乗り出しました。これは、組み合わせ自由なモジュラーデザインの力、そして一度作られた物は必要に応じて解体され、新たに再構築することができるという考えに基づく日本の建築運動、メタボリズム運動にオマージュを捧げるものです。
イソップ東京オフィスの工事現場から引き揚げられた木製の梁は、素材と職人技の絶妙な掛け合いによって第二の人生を与えられ、慎重に積み重ねられた上、日本の伝統的な固定技術である「木組み」から着想を得た継ぎ手を用いて連結されています。まるで、変化と再生を受け入れてきた過去と現在が手を取り合っているようです。もとの木材の特長を活かし、細心の注意を払って梁の寸法をそのまま変えないことで、素材の歴史に敬意を表し、その唯一性と不完全さを際立たせています。容易に分解できる設計になっているため、常に構造的な進化を続けることが可能です。あるいは現在の形がやがて終焉を迎えるときには、第三の人生を得ることさえできるでしょう。
フロア通路の喧噪からカウンターをそっと隔離するように、ヴィンテージのベビーバスを改造したシンクが3台並んでおり、スキンケアのカウンセリングを始めるにあたって、お客様とコンサルタントの間に会話のきっかけを作ってくれます。